院長あいさつ
病院長挨拶

3月11日の東日本大震災の巨大津波と人災ともいえる福島原発事故の被災地の復興の見通しは2012年の年が明けた今も定かでなく、被災者の方々には苦難の日々が続いています。 この震災で失いかけていた家族や友達の「絆」の大切さや、慎ましくても普通の暮らしが出来るありがたさを感じさせられました。 また、震災の被災者がとった行動や助け合う日本人の気高い姿が、海外の人々にも感動を与え、賞賛されました。 見失いかけていた日本人としての誇りや自信、和の心を少し取り戻せた気もいたします。
被災地石巻に行った時都会からボランテアで来た若い人達が黙々と瓦礫の後片づけや泥で埋まった側溝を掘る姿を見て、 今の若い人も中々やるじゃないと胸が熱くなるのを覚えました。 日頃から日本に熱い想いを寄せている台湾から今回も世界一多額の義援金が送られたことはマスコミでも報道されましたが、 日本政府は中国に配慮して米・中・露・仏・英・韓に出した感謝の広告を台湾には出さなかった様です。 これを知った一般の日本人女性が「きちんとお礼する国でありたい」とインターネットで広告費用を呼び掛けたところ数日で2千万円近くの寄付があり 台湾の2大新聞に「ありがとう台湾。貴方の友情には心から感謝します。私たちは永遠の友達です」と感謝の広告を出したということを週刊誌で知りました。 その女性の粋な計らいに心から敬意と拍手を送りたい。
当院では昨年デジタル胸腹部検診車の導入、温泉ホテルを利用した宿泊ドック、敷地内24時間保育所開設、売店・食堂のリニューアル、 ベーカリカフェの開設、電子カルテの導入、新しい駐車場の増設など変化の多い年でした。 今年はリハビリセンターの北側の敷地に内視鏡検査機能を備えた内科検査治療室など、総合医の研修施設としての研修センターが 総2階建ての建物として県の支援で建つことになりました。これと並行して、救急センターの改修拡張工事を行い、救急医療と総合診療を充実させ、 研修医教育にも力を入れていきます。 また外見はいろいろ変わったけれど中身はさっぱりと言われないように、職員の「接遇」に力を注ぎ、 中身も立派になったと評価されるよう職員一同頑張ります。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
院長 阿部栄二
(2012年1月23日)
