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リハビリテーションセンター

当院のリハビリテーションセンターの概要です。

Rehabilitation

概要

リハビリテーション科は、理学療法士(14名)、作業療法士(8名)、言語聴覚士(3名)、看護師(1名)、リハビリテーション科医師(2名)、計28名が所属しています。脳血管疾患・運動器疾患のリハビリテーションに加え、呼吸器疾患や廃用症候群、心大血管疾患、がんなどのリハビリテーションなども行っております。 当科は急性期リハビリテーションを主軸としており、継続してリハビリテーションを希望される患者さんには回復期リハビリテーションを行っている病院を紹介させていただくなど、地域連携にも努めております。

スタッフの構成

  • リハビリテーション医師 2名
  • 理学療法士 14名
  • 作業療法士 8名
  • 言語聴覚士 3名
  • 看護師 1名
  • リハビリ補助員 1名

(令和2年4月現在)

所属スタッフ取得資格

  • 心臓リハビリテーション指導士 3名
  • 日本体育協会公認アスレチックトレーナー 2名
  • 認定言語聴覚士(摂食・嚥下障害領域) 1名
  • 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士 1名
  • 3学会呼吸療法認定士 2名
  • 秋田県糖尿病認定指導士 1名
  • ケアマネージャー 2名
  • がんリハビリテーション研修課程修了 21名
  • 福祉住環境コーディネーター 3名

(令和2年4月現在)

リハビリテーション初回受診の流れ

部門紹介

理学療法部門

理学療法(Physical therapy:PT)とは、病気・ケガなどで、身体に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して、基本動作能力(座る・立つ・歩くなど)の回復や維持、及び障害の悪化の予防を目的に運動療法や物理療法(温熱・電気・水など)を用いて、自立した日常生活が送れるよう支援する医学的リハビリテーションです。 治療や支援の内容については理学療法士が対象者一人一人について医学的・社会的視点から身体能力や生活環境などを十分に評価し、それぞれの目標に向けて適切なプログラムを作成します。必要に応じて、社会生活を送る上で不利な要素を少なくするために、杖や装具などの福祉用具の選定や紹介、環境調整なども行います。

作業療法部門

作業療法(Occupational therapy:OT)とは、病気やケガのために身体に障害が生じた方に対し「その人らしい生活」の再獲得を目標に、運動療法や作業(日常生活動作や仕事、遊びなど人間に関わる全ての諸活動)を通じて行うリハビリテーションです。 当院では早期から機能練習を開始して活動性の向上を図るとともに、日常生活動作(食事・更衣・整容など)、家事動作、趣味活動等を通じて治療を行っています。また、障害があっても残された機能を最大限活用できるように自助具を用いた動作練習や利き手交換練習も行います。その他にも必要に応じて物理療法(渦流浴・ホットパック・電気刺激治療)を併用しながらより効率的な改善を目指します。

言語聴覚療法部門

言語聴覚療法(Speech language hearing therapy:ST)とは、先天的または病気などにより言葉や聴こえ、飲み込みに問題を抱えている方を支援する専門的なリハビリテーションです。具体的には、失語症や構音障害(発音の障害)、気管切開後の音声障害などによるコミュニケーションの問題に対して、各種の言葉の精密検査を実施し、発声・発音の仕方の指導や、母国語を話す能力を取り戻すための訓練を行います。また、飲み込み(嚥下)に問題がある場合には、医師の指示のもとに専門的な検査を行い、筋力強化や食事摂取方法の指導などを行います。  当院では、鼻から細いカメラを通し、飲み込む瞬間を直接観察できる嚥下内視鏡検査(VE)や、造影剤を練りこんだ食品を食べているところをX線で撮影する嚥下造影検査(VF)を行い、より安全に食事が摂れるように家族指導も含めたサポートをしております。

当科で対応可能なリハビリテーションの紹介

心大血管リハビリテーションについて

当院では心臓リハビリテーション指導士を取得している医師、看護師、理学療法士で対応・指導しています。障害を受けた心臓は正しい運動療法によりその機能の回復も進み、身体を動かすことで精神的にも自信がついてきます。いくら運動療法が良いといっても、激しすぎては危険であり、軽すぎては効果がありません。その人に適した運動処方で効率良く安全に行う必要があります。心肺運動負荷試験を行い、適切な運動種類、時間、強度、進め方等を指導します。早期社会復帰、再発の予防、合併症の予防、併存疾患の改善を目的に安全で効率的、効果的な運動を実施しており、さらには、食事・栄養指導、服薬指導など、再発予防の患者教育も行っています。

脳血管疾患リハビリテーションについて

脳卒中などの脳血管疾患を発症し、手足の麻痺や失語症、嚥下障害などの症状が生じた方に行われるリハビリテーションです。意識や全身状態が落ち着き次第、ベッドから離れて日常生活に復帰できるよう積極的にリハビリテーションを進めていきます。

運動器リハビリテーションについて

日常よく遭遇する肩や腰の痛み、関節の変形、交通事故・転倒などによる骨折、脊柱疾患の手術後などにより、痛みや関節の障害・筋力の低下など日常生活に支障をきたしている方に行われるリハビリテーションです。

呼吸器リハビリテーションについて

呼吸リハビリテーションとは、呼吸器の病気によって生じた障害を持つ患者に対して、可能な限り機能を回復、あるいは維持させ、患者自身が自立できるように継続的に支援していくための医療です。当院では、呼吸リハビリテーションに、医師、看護師、リハビリテーションスタッフ、ソーシャルワーカー、薬剤師など、さまざまな医療の専門職が患者さんの支援に関わります。

廃用症候群リハビリテーション

全身状態の悪化や手術などによって長い間寝たきりでいると、筋力や体力の低下・関節の拘縮などの「廃用症候群」と呼ばれる状態に陥ることがあります。全身状態が落ち着き次第、患者さんの体調に合わせて少しずつ運動を行い、活動範囲の拡大を目指します。

がんリハビリテーション

がんの治療や検査のために入院している方の廃用症候群の予防や、手術後や治療に伴う副作用によって生じた様々な障害を有した方に行われるリハビリテーションです。がん患者の多くは、症状の変化や治療の副作用のためにより細やかなケアを必要とします。当院では専門の研修を受けたスタッフが症状の変動に合わせて治療内容を細かく設定し、他職種と連携しながら治療しております。また、精神的サポートや環境調整、家族への配慮も含めた支援を行っています。

Q&A

Q1.数年前に脳梗塞でリハビリを受けたのですが、まだ後遺症が残っています。もう一度リハビリをしてもらうことはできますか?

A1.申し訳ございませんが、診療報酬の都合上、当院では対応しかねます。新たに発症された場合や、体の機能が急激に低下した場合には対応可能な場合がございます。まずは主治医にご相談ください。

Q2.他の病院で治療を受けていたのですが、そちらの病院でリハビリを続けることはできますか?

A2.状況により可能な場合がございます。まずは今まで治療を受けていた診療科の主治医の紹介状を持参した上で、当院の同じ診療科を受診していただきます。その後その科の医師の紹介を受け、当科の医師が診察し適応を判断させていただきます。